三次市から東広島市へのお墓の移設工事。18年前に建立させていただいたお墓

三原市・竹原市を中心にお墓のお仕事をさせていただいております、安芸石材の倉橋です。三次市の地域墓地から東広島市の霊園へ、お墓の移設をお任せいただきました。

 

三次市から東広島市へのお墓の移設

 

18年前に知り合いの紹介でお墓を建立させていただいたお客様から、お墓の移転をご相談いただきました。お住まいの東広島市で墓地を購入されたので、そちらにお墓を引っ越ししたいとご希望でした。

 

こちらが三次市にあったご相談のお墓です。もとは奥様のご実家のお墓で、手前の９寸の和型墓石が18年前に建立したものです。後ろにも小さいお墓が３つあり、ご親族様のお墓とのことでした。

 

今回の移設では、大きなお墓と後ろの三つのお墓、全てを移設します。図面を作成して配置などをご提案するとご了承いただき、前回に引き続き工事をお任せいただくことになりました。まずは、移設先でお墓設置の準備から取り掛かります。

 

移設先の東広島市の墓地で工事が始まりました。2ｍ四方で、４つのお墓を移設しても十分な広さです。地固めをして巻き石を設置し、手前にカロート（納骨室）を設置します。

 

コンクリートカロートを埋め込んでその周りにコンクリートを打ち、９寸のお墓の納骨室とします。その奥は、小さいお墓を設置するブロックの基礎を施工しています。基礎等の工事を終えたら、三次市の墓地でご遺骨の取り出しやお墓の取り外し工事を行い、移設準備に入ります。

 

お墓を据え付けて、移設工事完了です。

移設にあたり、墓石はすべて全体に水洗いしました。特に小さいお墓はかなり汚れていましたが、きれいになっています。文字の色は特に問題なかったので、入れ直し等もせずそのままです。周りに明るい色合いの五色の砂利を敷いて仕上げました。

 

後ろの三つのお墓はお参りのしやすさを考えて少し並びを入れ替えましたが、基本的な配置は以前と変わらずにお参りいただけます。花立にはステンレス製の花筒を入れ、お手入れもしやすくなりました。

 

三次市のお墓解体後は、更地に戻す工事までお任せいただきました。次に使う方のため、くぼんだ場所もきれいに埋め戻して整えました。

 

お客様は、今回の移設とあわせて「自分のお墓も建てたい」とこのすぐ近くの墓地をお求めになり、その建立工事も当店にご依頼いただきましたので今もその工事を行っており、仕上げ段階に入っています。本当にありがたい限りです。工事が完了次第、三次市のお墓の解体工事完了のお写真もご覧いただきながらご報告をしようと思っています。

お墓の移設・引っ越しは年々増えており、当店でも多数のご相談をいただいてきました。「山の中でお参りが大変なので、お参りしやすい場所へ移設したい」、「住まいに近い県外の霊園へ移設したい」など、移設の理由は様々です。移設の際は、解体時や運搬時にお墓を傷つけないようにすることはもちろんのこと、墓石の洗浄や色の入れ直し、お墓の雑草対策、古いお墓をおまとめした供養塔の建立など、移設を機によりお参りしやすいお墓にするご提案もしております。当店で建立したお墓はもちろん、他店で建立されたお墓の移設も承っております。移設をご希望の方は、ぜひ一度お気軽にご相談くださいませ。