趣味の「アマチュア無線」の世界をご紹介します!
三原市・竹原市を中心にお墓のお仕事をさせていただいております、安芸石材の倉橋です。
毎日暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか? 石材店のお仕事は、忙しいお盆の時期を終えて、やっと少し落ち着いてきました。今回はお墓のお仕事からちょっと離れて、以前にも少しお話しした私の趣味の世界をご紹介しようと思います^^
↓ ↓ まずはこちらの写真をご覧下さい。↓ ↓ これが何の機械なのか、お分かりになりますか・・・?
以前にも少しだけお話ししたことがあるのですが、実は私の趣味は「アマチュア無線」です。こちらは、短波という電波を使って交信するトランシーバー(無線機)で、世界中と交信ができる機械です。
アマチュア無線に興味を持ったきっかけは、昭和34年生まれの私が中学生の頃に買ってもらったラジオです。最初は地元のラジオ放送を聞いたり、夜になると聞こえる遠く関東の放送を聞いたりしていました。そのうちにもっといろいろな電波を受信できるラジオが欲しくなり、海外からの短波放送も受信できるような3バンドのラジオを手に入れました。当時は、ちょっといいラジオなら、FM放送、AM放送と、短波(SW)放送の3バンドが聞けるものもありました。
実はそのころ、オーストラリアやイギリス、南米エクアドルなど、ラジオで海外から日本向けの放送がたくさんされていました。(同級生に同じ趣味の友達もいませんでしたので、なぜそんな放送があることを知ったのかは今も謎ですが^^;) 日本語で放送されていたので、その放送を夢中で聞いていました。それがきっかけになって、無線通信に興味を持って今に至ります。
アマチュア無線では、アマチュアバンドといって、アマチュア無線用に割り当てられた周波数帯の中で無線通信を行います。こちらの写真では、7150kHzの電波を受信しています。
「アマチュア無線」は趣味で行う無線通信のことですが、「アマチュア無線技士」という免許証を持っていないと行うことができません。「アマチュア無線技士」は第4級から第1級まである国家資格で、何級かによってできることも異なります。私も初めは第4級から取得して、今では第1級の資格を持っています。自分で言うのもおこがましいですが、第1級の資格所有者はアマチュア無線人口のほんのわずかといいますので、もう30年以上、好きなことにとことん打ち込んできた結果でもあります。
自宅の敷地の中にある、短波の交信が可能になるアンテナです。受信、送信が可能です。写真では伝わりづらいですが、なんと12メートルくらいの高さがあります! コンクリートの電柱にアンテナが設置されていて、レールがついているので台風の時などは下ろしておきます。
こちらはワイヤーで自作したアンテナです。実はアマチュア無線のアンテナは、使う周波数にあわせて1センチ単位で長さを調整する必要があります。波長に適した長さを出すための計算式があって、適したアンテナと長さを使い分け、トランシーバーからの信号を送ります。
こうして自作したアンテナを通じて、日本全国の無線仲間とやり取りを日々楽しんでいます。とはいえ、私にとってはそれ以上に、「自分で作ったアンテナで電波を飛ばすこと」が純粋に楽しく、喜びを感じる瞬間でもあります^^ これはおそらく、アマチュア無線を趣味としている人はみんな同じなのではないかと思います。もちろん、どんなアンテナを使っているか、アンテナの張り方はどうやっているか、無線機はどんなものを使っているかなど技術的な話をすることも、大きな刺激になりますね。
アマチュア無線は、かつては「キングオブホビー」といわれたほど人気がありました。携帯電話が普及し始めた20年前くらいから少し廃れてしまって人口もかなり減ってしまったといいますが、お客様とのお話の中で、無線の話で盛り上がることも時々ありますよ。無線仲間になって下さる方、「話を聞いてみたいな」と興味のある方がいらっしゃったら、ぜひお声かけください!^^